2012年 11月 28日

Renzo Piano・・・・・(position)


関西国際空港旅客ターミナルビル
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地震力と風圧、一番考慮すべき事項。
構造工学的見地の話しです。
感受する曖昧模糊な物。
これは、心の話しになります。
社会。
私達が属する世界です。
建築を創る時、これらの狭間を行き来します。

Renzo Piano:レンゾ ピアノは1937年生まれイタリアの建築家です。
日本での作品は
関西国際空港旅客ターミナルビル (1988年-1994年)
ハイヤ大橋          (熊本県、1989年-1996年)
メゾン・エルメス        (東京都、1998年-2001年)

直接見たのは、
関西国際空港、メゾン・エルメス、パリのポンピドゥーセンター

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ポンピドゥーセンター


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メゾン・エルメス(3年前の写真)

彼の作品は、軽やかさとコミカルでユニークな印象です。

古典的な(~およそ1850年)建築物から、
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近代的な建造物(エッフェル塔1889年)に、
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そして、
近代的な建築物(スイス学生会館 ル=コルビジェ※1 1932年)が登場。
(※1・・・近代建築3大巨匠の一人)

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注)この頃、ヴェルター グロピウス※2が「国際建築様式」と名付け、
垂直・水平、フラッシュサーフェイスな壁面、陸屋根、白っぽい彩色、
を特徴とする、世界共通様式なる考えを示しました。
今もなお、バウハウスデザインは自動車、生活必需品において
息づいています。
(※2・・・バウハウス校舎設計・バウハウス初代校長)

さらに、
高層ビル
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そして、
今式の建築物(MIKIMOTO Ginza2 伊東豊雄2005年)
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コンピューターによる構造解析のなせる技です。
150年ほどの間に、社会の様変わりと共に、
建築は大変貌を遂げました。

さて、関西国際空港旅客ターミナルビル。
Renzo Pianoの建築に触れると、人のために技術があることを
教えてくれます。
写真から見えてくるように、設計・施工上もハイテクであるにも関わらず、
主張してくるものは、ナチュラさやソフトさ。
これ見よがしな押し付けがましさはありせん。


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天井の間接照明の表情が絶妙です
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トラスの支点接合部
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支点の脚部
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ガラスのカーテンウォール
方立(マリオン)が美しい弓形のトラス形状になっています
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屋根のスカイラインの曲線が、旅立つ気分を盛り上がらせます
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彼の建築は、古典建築や長く続いた近代建築からの呪縛から
解き放たれたもののように感じます。

多くの古典建築・近代建築を模写・分析してみると、
近代建築さえも、古典建築のボキャボラリーの良き面を継承しています。
しかし、そのこと自体に苦悩する建築家が迷走することも多く、
建築の理念は行き場を失ったかのような時代に、
彗星のごとく出現したのが、Renzo Pianoです。

建築における仕事での立ち位置を考える時、
私は、関空に行きます。
凝り固まった思考をほぐすためです。

模倣
破壊
創造

私の繰り返し唱える言葉です。

久しぶりに関空に行き、
フランスへの「想像」をした、私の頭の中の映像です。
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次回はドイツにも行く予定をしていますが、
行ったことないので、映像が浮かびませんでした・・・・・・・。
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by pinkyarc | 2012-11-28 20:34 | 建築


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