建築つづり

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2008年 06月 08日

旧甲子園ホテル②

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この内部を歩いて感じたのはやはり、階段の上がり下がりが大変楽なことでした。

空間の高さ、目線をかえるところが多いので、階段が多いのですが、あまり

疲労感を感じないことにおどろきます。また一つ一つの空間の天井部分でディテール

がちがい、色々な表情を楽しむことができます。
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このなかで、建築の勉強ができる大学生が大変うらやましくかんじました。内部だけでなく、

外側にも植栽が綺麗にほどこされており、内部からその植栽をたのしむことができますし、

これだけの植栽の種類があれば、練習すると木のスケッチだってうまくなるだろうな~と

感じました。

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この建物内部、外部などには歴史とのつながりが多く感じられる箇所があります。

このホテルがたったあと、戦争がおこり、歴史が動いた背景もかいまみることができます。

最近では、根拠がなく、自分の好き嫌いで、またデザインとプライドの塊で設計をされている

方が多いと聞いたことがありますが、必ず根拠をもち、そこに訪れる人々がどのように感じ、

どのように過ごすか、その人にとって何が一番すごしやすい空間になるのかを考えながら

設計できるような設計士にならなければならないと感じました。


いままで、好き嫌いが偏った私ですが、数ヶ月前から、色々プランを考えてみる機会を

与えられ、どうしても同じようなプランになってしまって、鉛筆がとまってしまっていました。

本を見るにしても、建物をみるにしてもどうしてもシンプルなものにだけしか目がいかない

ような習慣がついてしまっていたため、そこの枠からぬけだせなくなっていたことに

その時ようやく気づきました。それではいけないと、やっと思えたので、この建物を

見に行きたいという気持ちが芽生えたのだと思います。

ライト風のよさはライト風のよさとして、たくさん勉強できるところがありました。

自分の引き出しに一つでも多くのもの、バリエーションを増やしていくことが今後の課題と

なりました。

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by pinkyarc | 2008-06-08 19:21 | 建築探訪 | Comments(2)
Commented by えこ at 2008-06-10 20:06 x
こんばんは。私もどちらかといえば、F.Lライトよりコルビュジェの方が好みですが、ライトの建物もやはり一度は実際見てみたいと思いました!

pinkyさんのおっしゃるとおり、設計者の根拠が感じ取れる建物は見学してて発見が多いし、見ごたえがありますね。
ただ、ごちゃごちゃと装飾したものや、ただ、シンプルを追求しただけのものは、飽きちゃいます。。重みがないというか・・・。
物を創る事を仕事にする人は、好き嫌いなくいろんなものを見て感じることも大事ですね。アイデアの幅も広がりますよね。




コルビュジェも初期はぜんぜんデザインが違いますよね。シンプルなイメージが強いので、驚きました。いろんなものを学んだ上での「シンプル」
Commented by pinkyarc at 2008-06-11 00:03
えこさん
こんばんわ。早速のコメントありがとうございます。私も食わず嫌いというか見ず嫌いで、本でパラパラ飛ばしてしまっていたのが、このような建物でした。もちろん、自分の好きな方向性はあっていいとおもうのですが、見ないのは一番だめですよね。偏ってしまって。
どこに、発想のヒントがころがってるかわからないですし。
偏りなく、これからはみていこうと思います。


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